DEPARTMENT各部署紹介
ダイコーの業務について部署ごとにご紹介いたします。
営業部
対応力、迅速、臨機応変、専門知識。お客様の求める対応を第一に考えます。
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エリア
受注の基本はお客様の訪問。福岡本社営業部は北部九州・山口エリア全域のお客様、大分・長崎・佐賀のお客様および九州以外の広域のお客様を担当します。また、海外デザイン室をサテライトとしてフィリピン・マニラ近郊のお客様を担当します。熊本営業部は熊本県内及び南九州エリアのお客様を担当します。
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フットワーク&対応力
「フレキソ」に関する幅広い知識を持った営業マンがお客様のお求めになる対応に全力で尽くします。各営業スタッフは基幹システムにアクセス可能なタブレット端末を持参しておりリアルタイムで受注状況や生産状況、生産履歴に至るまで確認できるようにしております。これによりお客様の要求事項(オーダー内容)に対し効率的な作業手配をお客様の現場から実現します。
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受注管理システム
自社開発の KT System Advance、これは受注管理のみならず見積書作成支援、生産管理、工程管理、生産履歴、各種伝票発行に至るまで営業業務に必要なツールをオールインワンで兼ね備えたシステムです。自社の営業支援ツールとして刻々と変わるニーズに合わせ日々改良を重ねており、お客様個別の管理番号やコード番号、印版番号との紐付けなど、お客様ごとのディテイルへの対応を可能にしています。例えばお客様独自の様式での納品リスト、ご担当者様別の月次発注リスト、履歴リスト等の情報を紙媒体やPDFでお渡しすることも可能です。
デザイン部
フレキソを専門とするデザイナー。高いデザイン企画力で迅速かつ正確
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豊富な経験と高度な専門知識、高い技術力
福岡本社、熊本営業所、海外(マニラ)の各拠点に合計15名のデザイナーが在籍。全員が大学及び専門学校にてデザインを専攻した専門家。入社後は徹底したOJTによりフレキソ特有のデータワーク、樹脂製版に関する知識、フレキソ印刷に関する知識といった必要な専門知識を身につけフレキソデザインに特化した専門家として日々、技術と知識のアップデートを重ねております。フレキソならではのデザイン企画からご提案、製版前工程の編集業務、フィルム集版といった特殊技能作業に至るまでフレキソDTPに関する全ての一連の業務をこなす多能工プロ集団です。福岡・本社デザイン室、熊本デザイン室、海外(マニラ)デザイン室の各拠点間はサーバーを共有し、品質マニュアルに沿った作業統一化、作業効率化を確立し各拠点が1室にあるかのような仮想空間における運用を実現し、相互間で「距離の隔たり」をなくしました。これにより、技術力の平準化と効率の良い作業分担、緊急品への対応力でメリットを最大限に引き出しております。
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デザインデータの管理
当社のノウハウが詰まった最も貴重かつ重要な資産であるデザインデータの管理には複数の安全対策を施しております。海外を含めた3拠点で製作したデザインデータは本社内のメインサーバー、及びバックアップサーバーにそれぞれ分割バックアップ、かつ同時に社外に設置したバックアップサーバーにも分割バックアップしております。万が一のサーバー故障の際には基本的に社内設置のメインサーバー、バックアップサーバーそれぞれでデータ復旧が可能な状態にしておりますが、それでも不可能な場合には社外に設置したバックアップサーバーにアクセスすることで異常時においても通常業務を遂行できる体制としております。
製造部
液状樹脂、固形状樹脂を問わず、すべての樹脂製版に対応。
お客様の求める樹脂版をお作りします。
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TENAFLEX SR(液状樹脂)製版システム
旭化成社のフレキソマテリアル分野におけるトップブランド、テナフレックス(TENAFLEX)。同社の液状樹脂の中でも最新、最高品質の液状樹脂です。当社が採用するTENAFLEX SRは耐摩耗性に優れ、良好なベタ印刷品質を誇り、軽印圧での印刷が可能。そのため、印刷後の段潰れを防ぎ段シート傾きを抑制します。また、紙粉離脱性に優れるため作業性が向上します。標準仕立ては硬度の異なる2種類の樹脂を使用して成形。版の大部分を占める土台となるベース層には低硬度、インキ転移面となる頭頂部には高硬度の樹脂で2層構造の樹脂版を仕立てることでクッション効果を持たせた機能性の高い樹脂版です。また、オプションで細字や網点に高再現性キャップ樹脂を使用し部分的に3層仕立てとすることで、更にドットゲインを抑制し、とりわけA段のような段目が強く出やすいメディアにも従来版より印刷品質を向上させることが期待できます。更に、網点や細字についてもドットゲインが抑制されるため、画像全体が明るく、シャープに刷り上がります。
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固形状樹脂製版システム
当社の固形状樹脂版は主にCTPデジタル製版で対応しております。高精度フレキソ樹脂製版を実現するフランス、Vianord社製の大型製版装置を設置しており、JEM製版装置システム(日本電子精機社製)と併せ2ライン体制で段ボール印刷用フレキソ樹脂版からフィルム軟包装向け高精度フレキソ樹脂版、重包装紙袋、角底手提げ袋、オフセットニスコーター版まで幅広く対応します。各種メーカーのデジタル樹脂版を各種取り揃えており、版厚は1.14mmの薄版から7.5mmの厚手版まで常時在庫(それ以外の版厚は都度ご相談ください)しております。樹脂版硬度も様々なタイプのものを取り揃えており、印刷に適した版材、インキや印刷メディアにあった版材をご提案いたします。
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デジタル版(フレキソCTPデジタルイメージャー)
フレキソCTP/PlateRite FX1200N(SCREEN)を設置しております。最大イメージングサイズ 1,200mm×1,067mm、最高解像度4,800dpi のデジタル版をご提供します。軟包装向け高精度フレキソ版から段ボール印刷用フレキソ版まで全て対応いたします。デジタル版の特徴としてブラックカーボン層を塗布した樹脂版を直接レーザーイメージングするため従来のアナログ版と比較して「現像のムラ」、「ゴミ・異物の混入」、「焼きボケ」と言った品質に関する問題要素を排除し高解像度の安定した品質でフレキソ版をご提供します。また、シャープなレリーフを形成できるため細線・白抜き文字をシャープに再現、アナログ製版では困難であったハイライト部のレリーフ形成とシャドウ部の抜けを安定して両立可能で最小網点・最大網点を忠実に再現します。これによりハイライト部からシャドウ部までの全域にわたる印刷品質が向上します。
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キャリアシートへの貼込み
印刷機ごとに仕様対応したキャリアシート上に CAD プロッター で正確にケース展開図を描画します。デザイン部の面付け データをそのまま流用し展開図を青ペンで、樹脂版貼位置を赤ペンで自動描画します。樹脂版に位置合わせ用トンボマークを付加し、そのトンボマークを赤ペンマーキングに合わせて樹脂版を貼り込むことで正確な位置決めをします。当社の樹脂版は全て専用のエアレステープ(デルタテープ)で貼り込みます。当社の採用するエアレステープの最大の特徴は水やインキの流入がない為、ベースフィルムの周りのシーリング材が不要です。印刷時のシーリング材剥がれ事故を未然に防ぎます。
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版再現精度と版厚精度の管理
1枚の樹脂版の中には厚みのバラツキが存在し、その 厚みのバラツキの許容範囲は ±0.05mm~±0.06mm とされています。 この装置はサーボモーター制御により印圧を 1 / 100mm 単位で調整することが可能な高精度仮印刷装置で、版厚のバラツキが印刷に影響しないスペックにあるかの検証と同時に印刷シミュレーションが可能です。一般的に版厚の測定は厚み測定器を用いて任意の点を計測 し合否を判定しますが、測定箇所以外に厚みムラが存在する 場合、印刷時に判明する事になります。この装置は点では なく、面、つまり樹脂版全体を実際の印刷に近い要領で 試刷り測定する機械です。
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ゲラ校正刷り
実機での印刷同様に樹脂版をキャリアシートに貼り込んだ状態で高精度仮印刷装置にセットして印刷色ごとに校正紙(ゲラ紙)に印圧をかけた状態で校正刷りをします。限りなく実際の印刷条件に近いため、全体の印刷イメージの確認のみならず色や位置合わせの確認と文字校正、そして厚みムラなど、特にこれまでは 印刷してみなけれは判明しなかった微細なトラブルまで 事前に検証が可能になりました。試刷りした校正紙(ゲラ紙)は最終校正を2度実施して樹脂版に添えてお客様にお渡しいたします。
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